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「〈勝間和代〉を目指さない」で有名な(?)こちらの本、もう出版されて1年なんですね~。図書館の予約を待っていたので、今さら感たっぷりのこの時期に読みました。
私にとっては、この本の中で、勝間さんに関する章よりも響いたのは、
「仕事に夢をもとめない」でした。
ごくごく簡単にまとめてしまうと、
「本当に好きなこと」を仕事にしなくたっていい。生活のため、お金のために働くのだって十分に意味がある。
ということです。
香山さん自身が、「生活のために働いている。宝くじで大金が当たったら仕事を辞める。」と考えているのは少し意外でしたが、この章の中で、
・「本当に好きなこと」とは違っていても、その中である程度長くやっていると、だんだん技術が身についていく。
・仕事でたとえ失敗しても、「これはしょせん好きな仕事じゃないんだから」という逃げ道があるので、激しく落ち込まずにすむ。
この2つに深く共感しました。
私は、正直に言うと、今の仕事がどうしても好きになれません。
この仕事に就くことを目指して頑張っている人、「本当に好きなこと」として仕事をしている人も多いので、このことはリアルでは他人に言わないようにしています。
宝くじで大金が当たったら、すぐに辞める予定!
でもやっぱり「好きなこと」を仕事にしたくて、
仕事を変えるのではなく、今の仕事を「好き」になる方法を見つけるために、
かなりの時間やお金を費やしたような気もします。
それでもやっぱり、好きになれないのです。
それならなんでこの仕事を目指したの?ってことですが、
20代半ばに、今の仕事に就くための勉強を始めたきっかけは、
「家で仕事ができそうだから」という甘っちょろいものでした。
もちろん最初から在宅の仕事がもらえるわけないことはわかっていたので、
最初は、契約社員や派遣など、いろんな職場で働きました。
そこで働いているときにはあまり気が付かないのですが、
別の職場に行ったり、今、家で仕事するようになってから、
前に働いていたときの経験や知識が役に立ったりすることも結構あるのです。
それから、この春~初夏にかけて、もらえる仕事を増やそうと、いくつか新しいところに応募したりしたのですが、
結果は見事に・・・(泣)
そのときも、
「まあいっか。今のところからある程度仕事もらえれば、別にこれ以上増やさなくてもいいんだし。要はお金がもらえればいいんだから。」
と自分をなぐさめました。
こういう逃げ方はしょっちゅうしているような気がする^^;
ということで、この本に背中を押され、
「今の仕事をムリに好きになろうとすること」をやめることにしました。
「家で仕事をする」という最初の夢(?)は、少しずつだけど実現できているんだし、
それで十分!と思うことにします。
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